こんにちは!ママブロガーのあねもねです。
私には1歳9ヵ月になる娘がいます。
娘はほぼ完母=完全母乳で育てました。
生まれて間もない頃や、夫に預けるときはミルクも使いましたが、それ以外はほとんど母乳でした。
そして娘が生後9ヶ月目になり、ちょうどクリスマスのあたりで断乳しました。

妊娠中の私には理想がありました。
それは、
母乳が出る体質ならば、子供はなるべく母乳で育てよう。
というもの。
主な理由は4つ。
- まさに自分で育ててる!という実感がわいて幸せそう
- 夜中の授乳もベッドでできる(ミルクをつくったりしにキッチンにいかなくていい)
- お出かけの時に荷物が少ない(ミルクだと哺乳瓶、お湯、水が必要…)
- 災害時など万一のときにもすぐにあげられる
母乳ならいつでもどこでも、子供がほしがるときにあげられる。
そこがいいなと思ったんです。

なので、産院選びの条件として、母乳育児をサポートしてくれるところを重視しました。
ちなみに私が選んだのは愛育病院。
愛育病院を選んだのは、母乳育児サポート以外にもいくつか理由があるので、こちらも読んでみてください。
私は幸いにも母乳が比較的よく出る体質でした。
とは言え、子供を産んでからしばらくは全然出なくて、
産後の入院中は1時間おきに授乳してましたが…
「もうミルクにしたい…赤ちゃんも満足に飲めなくてかわいそう」
何度もくじけそうになりましたが、愛育病院の助産師さんのサポートで、なんとか頑張れました。
体質に問題がなければ、何度も授乳することで、確実に母乳は出るようになります。
なので、完母で育てたい方は最初なかなか母乳が出なくても、
諦めずに続けてみてくださいね。
※念のため付け加えると、私は粉ミルクを使うことを否定しません。
ミルクでも子供は元気に育ちますし、大人になって何か問題が起きることもありません。
好みや考え方によって、母乳とミルクを使い分ければいいと思ってます。
さて、母乳育児で大変なことで、一つ挙げるとしたら
乳腺炎との戦いですね。
妊娠するまでその存在を知りませんでした。
みなさんもそうではないですか?
でも、母乳育児をする上で、乳腺炎予防は避けては通れないので、
乳腺炎に悩んだ私の体験談をお読みいただき、是非参考にしてみてくださいね!
乳腺炎とは
乳腺炎の症状
乳腺炎とは、乳腺がつまって、乳房が炎症を起こしている状態のことです。
(乳腺というのは、母乳の通り道のことです)
主な症状は、
- 乳房にしこりができる(悪化すると石みたいにカッチカチに汗)
- 乳房が痛む(めっちゃ痛い!!)
- 高熱
- 悪寒
この4点です。
高熱と悪寒は、風邪のときの症状によく似ています。
というか、初めて乳腺炎になったときは、
「風邪ひいた~。早く寝なきゃ…」
で済ませてしまってました汗
でも、乳腺炎になってしまったら、一刻も早く詰まりを取り除いて治さなければなりません。
もっと言えば、乳腺炎の予兆が出始めたら、詰まり切らないうちに
なるべく母乳の流れを良くしなければなりません。
そうしないと、大変なことになります…
乳腺炎の原因
原因はいろいろありますが、主なものとしては
- 授乳間隔が長い
- 吸わせ方が下手・赤ちゃんがうまく吸えないことで、母乳がうまく出しきれない
- 母乳の分泌が多い
- 赤ちゃんが吸うときなどにできた傷口から細菌が入った
などと言われています。
細菌による発症以外は、母乳が何らかの理由でつまってしまうことが、乳腺炎の原因ということです。
ちなみに、脂っこい食事(揚げ物、ケーキなど)を摂りすぎると、母乳が詰まりやすくなって
乳腺炎になりやすいとよく言われますが、
助産師さんにも、産婦人科の先生にも
「食事は関係ない」
と言われました。
※このあたりは、かかりつけのお医者さんに相談してみてくださいね。
昔ながらの和食を推奨する人もまだまだいますので。
乳腺炎になってしまったら
もし乳腺炎になってしまったら、気をつけてほしいこと・応急処置があります。
- 体を温めすぎない。入浴は×(血の巡りが良くなり母乳が多く作られ、よけいに詰まる)
- 胸を程よく冷やす(冷やし過ぎは×)
応急処置の②は、炎症を起こしているところを冷やすのですが、
冷やし過ぎはNGです。
よく”じゃがいも湿布”やキャベツを貼るなんて方法を聞きますが、
衛生的に気になるという方や、作るのが面倒という方は、
水を含ませた脱脂綿をラップでくるんで胸に当てるという方法がおすすめですよ。
私が助産師さんから教わった方法です。

乳腺炎の治し方
これがですね、残念ながら簡単に治せる方法がないのです…
風邪などの病気なら、薬を飲んで栄養のあるものを食べて、安静にしていれば治りますが、
乳腺炎の場合は、
とにかく、詰まっている母乳を出し切ること
しか治療法はありません。
一番よいのは、赤ちゃんに吸ってもらうこと。
でもこれが痛いんです…
詰まっているところを無理矢理吸わせるので。
背中に刺さるような激痛でした…

頑張って赤ちゃんに吸わせても、なかなかうまく吸い出せないこともあります。
赤ちゃんの吸い方があまり上手じゃない場合や、そもそも母乳を飲んでくれない場合があるので。
乳腺炎になった状態の母乳って、赤ちゃんにとって激マズらしいです。
たしかに見た目がドロッとした黄色っぽい感じで、これを赤ちゃんに飲ませるのはちょっと…
と感じてしまうくらい。
赤ちゃんが飲んでくれない→詰まりがとれない…悪循環!
そんなときは早めに産婦人科や助産師さんのところに言って、
母乳マッサージを受けましょう!
プロの助産師さんのマッサージを受けると、胸がふわふわになってだいぶ症状が和らぎます!
私は乳腺炎になりやすい体質だった
娘に授乳している間、私は乳腺炎によくなっていました…
これはどうしようもないことなのですが、娘の吸い方に癖があって、
上手に飲めない角度や、左側が飲みにくいとかで
特定の箇所がよく詰まって、しこりになっていました。
あとは助産師さんにも言われたのですが、乳腺炎になりやすい体質の人っているらしいです。
私の場合は、乳腺が細くてつまりやすいんだとか。
「ニキビになりやすい人とかいるでしょ?そんな感じ。仕方ないのよ〜」
乳腺炎で辛い本人には、仕方ないなんて思えません泣
だいたい1、2ヵ月おきになってた気がします。

乳腺炎にならないために大事なこと3つ
乳腺炎になりやすい体質だった私。
「あんな痛い思いをしたくない!」
そう思って、ネットで情報収集したり、母乳マッサージをしてくれる助産師さんに相談して、
乳腺炎を防ぐ方法をたくさん調べました。
そこで気をつけたこと。3つあります。
①まんべんなく飲ませる
産院で母乳の飲ませ方を習うと思います。
横抱きとか、縦抱きとか、フットボール抱きとか…
男性は何のこっちゃって感じだと思いますが笑
なるべく、その3種類の飲ませ方を、順番回すようにしてください。
乳腺は放射線状にのびているので、いろんな方向から吸わせて全ての乳腺から母乳を出すようにしないと、
母乳が溜まってしまうわけです。
また、左右両方の乳房からバランスよく飲んでもらいましょう。
赤ちゃんによって、右が好きとか好みがありますが、そこは譲らず笑
きちんと交互に飲んでもらうようにしてくださいね。
②授乳間隔をあけない。あいてしまう場合は搾乳する
乳腺炎の主な原因は、母乳がたまってしまうこと。
定期的に赤ちゃんがきちんと吸ってくれればいいのですが、
たまに爆睡していて、授乳のタイミングを1回パスしてしまったり、
遊び飲みしてたりして、しっかり飲んでもらえないことがあります汗
そんなときは、適度に搾乳して、母乳を溜めないようにしましょう!
搾乳した母乳は、冷凍保存して次の授乳タイミングで飲ませるか、ママが不在のときに使ってもらうようにすればOK。
※ただし、しぼり過ぎには注意です。
③「牛蒡子=ごぼうし」を飲む
乳腺の詰まりにきくと言われているもので、「牛蒡子=ごぼうし」というものがあります。
ゴボウの種のことです。
漢方ではなく和薬と呼ばれる物で、利尿作用があると言われています。
民間療法として、昔から乳腺炎の治療に使われていたそうです。
使い方は、
- 1回10gのごぼうしと600ml程度の水を鍋(鉄・銅はNG)に入れ、弱火で30分ほど煮出します。
- 茶こしなどでごぼうしをこしたら出来上がり。
これを1日3回分けて飲むと、乳腺炎にききます。
ただ、難点が一つ
激マズい!!!
想像を絶する苦さ…
それでも効果はあるので、乳腺炎に悩んでいる方は是非。
残念ながら実店舗ではなかなか見つかりません。
amazonで売ってます。
乳腺炎を予防して、母乳育児を頑張ろう!
乳腺炎になると、授乳は苦痛になるし、体調不良で家事・育児に支障が出ます。
なるまえに予防!
なるべく心がけたいですね。
もしなってしまったら…
無理せずゆっくり休みましょう。
そして辛かったら我慢せずに、母乳外来へ!